大規模展開

セキュアで、
グローバルに展開する
エンタープライズAI

Fortune 500企業にも対応する、セキュアで拡張性の高いAI・自動化基盤を提供します。世界中の拠点やチームをつなぎ、グローバル規模でのイノベーションと業務変革を支援します。

現実の課題

エンタープライズが直面する課題

  1. レガシーシステム統合・連携

    長年運用されてきた既存システムは、最新のAI技術との統合を難しくする場合があります。Robo Labは、既存業務を止めることなく、AIを段階的かつ安全に導入できる環境を構築します。

  2. セキュリティとコンプライアンス

    厳格な規制や業界基準に対応したガバナンスを実現し、複雑なエンタープライズ環境でも、安全で信頼性の高いAI運用を支援します。

  3. 組織のサイロ化

    部門ごとに分断されたデータや業務プロセスを統合し、組織全体で情報を活用できる環境を整えることで、業務効率と意思決定の質を向上させます。

  4. グローバル展開

    複数の地域における言語や法令・規制に対応し、大規模なグローバル展開でも円滑に導入・運用できるAIソリューションを提供します。

  5. ROI(投資対効果)の可視化

    明確なビジネスケースを策定し、測定可能な成果と事業インパクトを可視化します。

  6. チェンジマネジメント

    全社的なスキルアップ施策と研修プログラムを通じて、現場の抵抗を抑えながら、スムーズな導入・定着を支援します。

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提供するソリューション

高度なエンタープライズAI基盤

大規模組織での活用を前提に、セキュリティと拡張性を重視して設計されたAI変革プログラムを提供します。

AI 変革戦略ロードマップ

全社的な事業目標と連動したAI導入戦略を策定し、実行可能なロードマップへと落とし込みます。

  • エンタープライズAI成熟度評価
  • 複数フェーズにわたる変革ロードマップ
  • チェンジマネジメントの設計

関連サービス:AIコンサルティング・技術研修・導入支援

インテリジェント・プロセス自動化

エンタープライズ規模の業務自動化により、既存システムと連携しながら業務プロセスを変革します。コスト削減と人的ミスの削減を実現します。

  • ロボティック・プロセス・オートメーション(RPA)
  • インテリジェント文書処理(IDP)
  • レガシーシステムとの統合・連携

関連サービス:業務プロセス自動化 (BPA)

エンタープライズ AI プラットフォーム

セキュアで統合されたAIプラットフォームを構築し、全社的なAI活用とイノベーションを支える強固な基盤を提供します。高度なガバナンスを維持しながら、組織全体の変革を推進します。

  • MLOps・AIモデル管理
  • データレイク・データ基盤設計
  • AIガバナンスフレームワーク

関連サービス:エンタープライズ AI ソリューション

責任あるAIガバナンス

組織全体で、倫理性・透明性・コンプライアンスを重視したAI活用を推進します。責任ある運用体制を構築し、ステークホルダーからの信頼確保を支援します。

  • AIバイアスの検出・軽減
  • 規制対応・コンプライアンスフレームワーク
  • AIモデルの説明可能性・透明性の確保

関連サービス:AIセキュリティ・ガバナンス

記事

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AI活用ガイド

エンタープライズのAI活用をステップごとに学ぶ

組織全体でAIを機能させる立場の方に向けた実践ガイドです。規模が大きくなると何が変わるのかという理解から、社内での合意形成、最初の導入までを順に扱います。

  1. Step 01 理解する

    大規模組織におけるAI自動化とは?

    レガシーシステム、事業部門をまたいで散在するデータ、既存の統制、そして業務が変わる人々。規模が大きくなったときに何が変わるのかを整理します。

  2. Step 02 評価する

    エンタープライズのAI自動化を成功させる7つの要点

    承認の前に固めるべきことを解説します。投資対効果の説明、データの所有者、基幹システムとの連携、セキュリティと規制、運用体制、そして価値の測り方です。

  3. Step 03 導入する

    最初のエンタープライズAI導入の実践ガイド

    一つの部門の一つの業務から、統制の効いたパイロット、段階的な展開、そして運用を担う責任者の設置まで、実践的な進め方をたどります。

AI活用ガイド · Step 01 · 理解する

大規模組織におけるAI自動化とは?

AI自動化とは、ソフトウェアが情報を読み取り、それが何であるかを判断し、次に何をすべきかを提案する、あるいは実行することです。この仕組み自体は、十人の会社が導入するものと変わりません。

大規模組織で異なるのは、その周囲のすべてです。業務は四つのシステムと三つの部門にまたがり、データには相談されていない所有者がおり、統制はすでに存在し、業務が変わる人々は過去にも変革プログラムを経験しています。

エンタープライズのAI導入がモデルの性能で失敗することは稀です。失敗するのは、所有者、システム連携、そして定着においてです。

このガイドでは、規模が大きくなると何が変わるのか、どこから着手されやすいのか、どこまで任せるべきか、そして既存の統制がすでに何を担保しているのかを扱います。

規模が変えるもの

少人数のチームが作業を自動化するのは、ツールの選定です。組織が同じ作業を自動化するのは、他の業務が依存している業務プロセスの変更です。

制約になるのは、

「技術的に可能か」ではありません。

多くの場合、問われるのは、

「この業務は誰のものであり、変更すると後工程の何が壊れるか」です。

投資対効果を魅力的に見せるその処理量は、同時に、気づかれないまま続く体系的な誤りの影響も大きくします。週に二百件を扱う担当者は変化に気づきます。二万件を処理する仕組みは気づきません。監視する仕組みを作っていない限りは。

これは慎重に進めるべきだという話ではありません。影響範囲を一文で説明できる業務を最初に選ぶべきだ、という話です。

最初に着手される領域

大規模な環境で最初の候補になるものは共通しています。処理量が多く、書類が中心で、システムをまたがり、すでに能力に見合わない作業に人が充てられている業務です。

  1. 01

    書類中心のバックオフィス

    請求書、申請、契約書、入社手続きの書類。書類として届き、最終的にシステム上の記録になる業務です。

    AIが読み取り、抽出し、分類し、既存の記録と照合したうえで、もともと動くはずだったワークフローに結果を渡します。

    例

    • 請求と入金の突合
    • 申請内容の確認
    • 契約条項の抽出
    • 勘定の照合
    • 例外処理

    エンタープライズの取り組みがここから始まることが多いのは、処理量が把握されており、新しい集計の仕組みなしに前後比較ができるからです。

  2. 02

    社内外のサービスデスク

    情報システム部門の窓口も顧客対応も、表現を変えて繰り返される問い合わせを多く抱えています。

    AIは問い合わせを分類し、組織がすでに公開している資料から回答を下書きし、当てはまらないものを担当者に引き継げます。

    例

    • 問い合わせの分類と振り分け
    • 回答の下書き
    • ナレッジからの回答
    • 次の担当者への引き継ぎ要約
  3. 03

    部門をまたぐ問い

    課題は定型のレポートではありません。三つのチームが互いにデータを書き出さなければ誰も答えられない、という問いのほうです。

    統制されたデータの上にAIを置けば、それを答えに変えられます。ただし、統制が先に行われていることが条件です。

    • 懸念している条項を含む契約はどれか
    • 同じ顧客が二つのシステムで異なる扱いを受けているのはどこか
    • 規程の改定後、この業務の何が変わったか
    • どの拠点が、どの指標で外れ値なのか
  4. 04

    監視、リスク、コンプライアンス

    統制の仕組みは、どのチームも読みきれない量の情報を生み出します。必要なのは、重要なものと単に発生しただけのものを分けることです。

    AIが優先順位をつけ、まとめ、理由を示すことで、担当者は選別ではなく判断に時間を使えます。

    例

    • アラートの選別
    • 規程改定の影響範囲
    • 異常の確認
    • 監査証跡の収集
  5. 05

    システム環境そのもの

    レガシーの刷新、テストの整備、ドキュメント、移行。いずれも熟練した集中力を要する一方で機能を生まないため、常に後回しにされます。

    同時に、機械が一次対応し、人が確認するという進め方が特に適した領域でもあります。

    例

    • レガシーコードの解読
    • テストの自動生成
    • 移行作業の支援
    • コードからのドキュメント生成

いずれの場合も型は同じです。処理量が多く、入力が定型化されておらず、判断は必要だがその深さは限られている業務です。

どこまで任せるか

同じ仕組みでも、任せ方によってリスクは三段階に分かれます。規制や監査のある環境では、その段階を自社だけで決められるとは限りません。

  • 定めた範囲内でAIが実行し、すべての判断を記録として残す。
  • AIが判断を用意し、指名された担当者が承認する。
  • AIが根拠を揃え、判断と実行は人が担う。

目指したい段階ではなく、いまの監査で受け入れられる段階から始めてください。次の段階に進むには証跡をめぐる議論が必要で、証跡は数か月かけて積み上がるものです。

既存の統制がすでに担保していること

大規模組織はAIをまったく新しいガバナンスの課題として扱いがちですが、その多くはそうではありません。問いにはすでに所有者がいます。

  • データの区分と保持期間 — 情報ガバナンスがすでに定めています
  • アクセス権限と職務分離 — システムごとにすでに定められています
  • 変更管理とリリース承認 — すでに定められています
  • 委託先の評価とデータ取扱条件 — すでに定められています
  • 監査証跡 — すでに定められています

本当に新しいのは、もっと限られた点です。自信を持って誤ることがあり、入力の傾向が変われば挙動も変わり、ルールのようには判断の根拠が読み取れない、という点です。

このように整理すると承認の議論は大幅に短くなります。問いの多くは、組織がすでに答えを出してきたものだと分かるからです。

AIにできないこと

  • 二つの部門で見解が割れている業務は解決しません。その不一致をそのまま固定します
  • データを整えてはくれません。どれだけ不揃いかを明らかにします
  • それ自体が人員を減らすわけではありません。仕事の中身を変えるものです
  • ルールのようには説明できません。説明責任が重い判断はルールのまま残すべきです
  • プロジェクト体制が解散したあと、担当者がいなければ維持されません

AI活用ガイド · Step 02 · 評価する

エンタープライズのAI自動化を成功させる7つの要点

エンタープライズのAI提案の多くは、却下されるわけではありません。承認され、試行され、評価され、そして二つ目の部門には届かないまま終わります。

組織の仕事の一部として定着するかどうかは、ほとんどの場合、開発より前に決まっています。どの業務か、誰のデータか、どの基幹システムか、そしてプロジェクト体制の解散後に誰が担うのか。

ここでは、最初に固めておきたい七つの点を扱います。

所有者のいる業務を選ぶ

最初に問うべきなのは、

「どの業務がもっとも処理量が多いか」ではありません。

問うべきなのは、

「処理量が多い業務のうち、結果に責任を持つ人が一人いるのはどれか」です。

委員会が所有する業務は、試行では変えられません。最初の候補として強いのは、処理量があり、手順が文書化されていて、変更を望む責任者が一人いる業務です。

  • 処理量が多く、変動が読める
  • 責任者が一人いる。検討会ではない
  • 非公式であっても、現在の手順が文書化されている
  • 出力を何かと照合して確認できる
  • 問題が起きたときの影響範囲が限定されている

データの所有者を早い段階で確認する

大規模組織にデータは存在します。問題は、その用途で使って良いのか、そして誰の承認が必要なのかです。

  • この情報の基幹システムはどれか
  • データの所有者は誰で、すでに相談したか
  • どの区分に該当し、その区分では何が許されるか
  • 個人データを含むか。含む場合、どの根拠で取り扱っているか
  • 地域をまたいで内容は揃っているか、それとも地域ごとに異なるか

三つ目の問いの答えを遅れて知ることが、動いているパイロットがそこから先に進めなくなる最大の原因です。

調達と財務の検討に耐える根拠をつくる

投資判断の根拠は、穴を見つけることが仕事である人たちの検討に耐える必要があります。将来の予測ではなく、現在その業務にかかっている費用を土台にすると、それが容易になります。

  • その業務に現在かかっている費用。工数と、誤りの修正にかかる分
  • 構築、連携、そして一年間の運用にかかる費用
  • 処理量が増えたとき、従量費用がどう動くか
  • 何が削減され、何が純粋な追加支出なのか
  • 撤退の道筋。事業者や条件が変わったとき、何に置き換えるのか

前提をめぐる議論を招く大きな数字より、小さくても説明できる数字のほうが通ります。

基幹システムと連携させる

どのシステムにも受け取れない結果を生むAIの工程は、何も自動化していません。見た目の良い画面を伴う、新しい手作業の受け渡しを増やしただけです。

出力が記録を持つシステムにどう入るのか、誰が書き込めるのか、その書き込みが失敗したとき何が起きるのかを早い段階で決めてください。実際には、モデルではなくこの部分に開発工数の大半が費やされます。

セキュリティと規制は既存の枠組みの中で扱う

並行した新しい仕組みを作るのではなく、既存のプロセスに組み込んでください。委託先の評価、データの区分、変更の承認は、すでに運用されています。

  • 何が社外に出るのか。どの処理者に、どの条件で
  • 利用するサービスが、入力内容を学習に使わないか
  • どこで処理されるのか。それは許容されるか
  • 規制当局に問われたとき、判断の根拠をどう示すか
  • 入力と出力への参照権限をどう管理し、記録するか

リスク部門と法務を、完成物の承認者としてではなく設計のレビュアーとして巻き込むほうが、はるかに安く済みます。

パイロットの前に運用体制を決める

エンタープライズのAIを静かに終わらせる問いはこれです。一年半後の火曜日に、これを運用しているのは誰か。

  • 品質を監視するのは誰か。どの水準に照らしてか
  • 再学習や調整を行うのは誰か。どの予算でか
  • 障害時に呼ばれるのは誰か
  • 停止を判断するのは誰か
  • それは全社の共通チームか、事業部門自身か

共通プラットフォーム部門でも、事業部門による保有でも機能します。機能しないのは、プロジェクトが終わるまで決めないことです。

指標と、それを報告する人を決める

指標は構築の前に財務部門と業務責任者の双方と合意し、導入後に誰が公表するのかもあわせて決めてください。

  • 最初から最後までの所要時間
  • 一件あたりの費用。従量費用を含める
  • 人が出力を修正する割合
  • 人の介在なしに処理できている量の割合
  • その業務がすでに報告している品質指標

誰も見慣れていない優れた指標より、その業務がすでに報告している指標を使うほうが価値があります。

AI活用ガイド · Step 03 · 導入する

最初のエンタープライズAI導入の実践ガイド

対象業務と責任者が決まり、七つの要点も固まりました。ここから先は、承認された構想が実際に動くシステムになるか、資料のままで終わるかの分かれ目です。

以下の進め方は意図して狭く保っています。一つの業務、一つの部門、一人の責任者。広さは最初の一件が機能してから得るものであり、本気度を示すために最初から広げるものではありません。

対象範囲を一枚に書き出す

業務責任者、データ所有者、リスク部門のレビュアーが、会議を開かずに承認できる一枚です。一枚に収まらないのであれば、範囲がまだ広すぎます。

  • 対象とする工程と、その開始点と終了点
  • 読み取り先と書き込み先のシステム
  • 行う判断と、行ってはならない判断
  • 確信が持てないときに何が起きるか
  • パイロット期間中、出力を承認するのは誰か

変更する前に、いまの業務を測る

実際の基準値を取ってください。処理量、所要時間、誤り率、手戻り、費用。関係者の認識ではなく、システムから取得します。

基準値が想定より悪いと判明することは珍しくありません。それは不名誉ではなく、多くの場合、投資判断の根拠を強め、目標を明確にします。

何にも触れさせずに並走させる

最初の導入では何も変更しません。業務はこれまでどおり進み、仕組みは同じ入力でその横を走り、出力が記録されて比較されます。

  • 本番の入力を、本番の処理量で
  • 月末処理や扱いにくい事例を含む十分な期間
  • すべての出力を、それを生んだ入力とともに保存する
  • 人の結果との相違は、件数を数えるだけでなく内容を確認する

並走はリスク委員会に示せるもっとも安価な証跡であり、誰にも悪い結果を負わせない唯一の種類の証跡です。

相違をその業務の担当者と一緒に確認する

現場のチームと並んで、仕組みと人の判断が分かれた事例を確認してください。示唆があるのは、明らかな誤りのほうではありません。

  • 自信を持って誤っていたのはどこか。それに気づけた人はいたか
  • 私たちより的確に処理できている事例はどれか
  • 全件確認をやめるには、何が見えている必要があるか
  • 精度がどうであれ、自動化すべきでない事例はどれか

後半二つの答えが、そのままリリース基準と恒久的な除外対象になります。いずれもプロジェクト側が決めるより、現場から出たほうが説得力があります。

範囲ではなく、確認の密度から緩める

調整できるつまみは二つです。処理量のどこまでを任せるかと、一件ごとの確認をどこまで行うか。動かすのは一度に一つだけにしてください。

  • まずは、すべての出力を人が承認する形から始める
  • 確信度の基準を定め、例外のみ承認する形に移す
  • 同じ部門内の残りの処理量へ広げる
  • 二つ目の部門を検討するのは、そのあと
  • 停止手段は情報システム部門だけでなく、業務責任者にも届く場所に置く

二つ目の部門は、新しい連携であり、新しいデータ所有者であり、しばしば新しい規制です。部品を再利用する新規導入として扱ってください。

運用をきちんと引き継ぐ

導入は稼働開始で終わりではありません。プロジェクト体制の外にいる誰かが責任を引き受け、そのために必要なものを持った時点で終わります。

  • 技術部門だけでなく、業務側に指名された責任者
  • 既存の報告サイクルに乗せた品質指標
  • 修正率が動いたときのアラート
  • 停止して元に戻す手順の文書
  • 中止を決める権限を伴った、見直し日の設定

誰も所有していない仕組みは、正しくなくなったあとも長く動き続けます。失敗したパイロットよりも、そちらのほうが高くつきます。

全社へのAI展開を、ここから始めませんか?

企業ごとに、システム、規制、ステークホルダーは異なります。Robo Labは、セキュリティと高度なガバナンスを維持しながら、AIと自動化が測定可能な成果を生み出せる領域の特定を支援します。

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